昼寝によって仕事や勉強がはかどるって本当?
「ちょっと昼寝しようかな…。」
そんな言葉を聞くと、多くの方は悪いイメージを持つと思います。
私の場合、リビングに寝っころがってテレビを観ている母を連想してしまいます(笑)
だらだらした印象は持たないとしても、バリバリ働くサラリーマンが昼休みに昼寝をするなんて想像できないでしょう。
ですが、実際のところ昼寝によって仕事や勉強がはかどるのです!
もちろんただ寝れば良いというわけではなく、より効果を高めるにはある条件で昼寝する必要があります。
この事実は、世界最高ランクのハーバード大学のサラ・メドニック博士の研究によってわかりました。昼寝で名高い先生です。
彼女によると、1時~2時くらいの30分間の昼寝によって、午後の記憶力や頭の回転が、劇的にアップするのだそうです。
その理由は、私達が持っている「セミ・サーカディアンリズム」という古来から続けている生活パターンにあります。
原始時代の人たちは、午後1時~2時くらいに昼寝をすることがありました。そしてその生活パターンは私達の身体に染み付いているため、夜の睡眠ほどでないにしろ、同じパターンでの生活が私達に良い影響を与えるようです。
意外に思うかもしれませんが、人間の記憶力や頭の回転は午前中が一番良く、時間が経つほどに落ちていきます。
記憶力に関して言うと、床につく2時間前くらいには朝の半分にまで落ち込んでしまいます。
しかしお昼の1時~2時くらいに30分間の昼寝をするだけで、この落ち込みをなくせます。午後も午前中と同じような記憶力、そして頭の回転を維持することができるのです。
ですので、時間が許すのであれば食後の昼寝をおススメします。
(食事直後だと、逆流性食道炎になる可能性がありますので、最低でも1時間は空けておくのが良いでしょう。)
1~2時頃の昼寝じゃないと効果がないのか?
セミサーカディアンリズムに合わせるのであれば、午後1~2時くらいが良いのですが、そうでなくとも昼寝は効果的です。
睡眠には、私達の疲労を回復させるだけでなく、記憶の整理をする役割もあります。
ですので、午前中にたくさん暗記したり本を読んで新しい価値感を学んだせいで頭が回らなくなってきたときには、昼寝をすると知識が整理されて頭がスッキリします。
たとえ1~2時でなくとも、昼寝の効果は絶大なのです。
昼寝をする場所がない場合
とはいっても会社で昼寝するわけにもいかないし、場所に困ることがあるかもしれません。
そんなときは、周りの音を遮断してくれるカラオケボックス、
快適な時間を提供してくれるエステや生体・マッサージ。
最悪マンガ喫茶や車の中でもいいでしょう。笑
短時間ならどこでも昼寝することができます。
寝過ごすのが不安なときは…
寝過ごすのが不安な場合は、カフェインを摂取しておくのが良いです。
このサイトに来る方は健康志向の方が多いので、
「カフェインは飲みたくないな…。」と思うかもしれません。
カフェインは眠りを妨げる物質として悪評打開ですからね。
がしかし、カフェインが身体を興奮させて眠りを妨げるのは、
カフェインを飲んだ後30分~5時間の間です。
ですので夜飲むのはおススメしませんが、
昼寝をする場合は別。ちょうど良い時間に目を覚まし、興奮作用で仕事効率をアップさせることができます。
レベルの高い研究室には決まって仮眠室があるように、昼寝の効果はかなり高いのです。ときには昼寝まで生かして、目標達成へと突き進んでいきましょう。
ちなみに昼寝をする場合でも、快眠環境を整えておくことで、効果をさらにアップすることができますよ!
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