睡眠不足でお肌の調子が悪くなるワケ
残業のあとや、付き合い飲み会のあと、あるいはつらい出来事のあと、
睡眠不足になって、化粧のノリが悪くなることってありませんか?
たとえば肌がパサパサしていて、ファンデのノリが悪かったり・・・。
これって気分の問題だと思いがちなんですけど、ある理由でお肌の調子が悪くなると、科学的に証明されているのです!
この記事では、睡眠不足でお肌の調子が悪くなるワケ、そして美容に「快眠がいかに重要か?」をお伝えします。
睡眠によって回復するもの
人がなんのために寝るのか?と聞いたら、多くの人はこう答えるでしょう。
「疲れをいやすため!」
たしかにそれも正しいのですが、効果はそれだけではありません。
実は、寝ている間にお肌の回復までもがされているのです。
起きている間は脳が身体のエネルギーの25%を使ってしまいますから、
脳が寝ているときこそお肌回復のチャンスなのです。
おそらくあなたは、ターンオーバーという言葉を聞いたことがあると思います。
一応確認しておくと、新しい角質が皮膚の内から作られ、外側にあった古い細胞が押し出されて肌からおっこちる。このようにして、肌が生まれ変わることターンオーバーといいます。
睡眠中に分泌される「成長ホルモン」と呼ばれるホルモンがお肌のターンオーバーに影響さするため、睡眠がお肌の調子にまで影響されてくるわけです。
適度な長さの質の良い睡眠をとれば、お肌の調子はよくなりますし、睡眠不足でばっかりいると、お肌の調子が悪くなり、続けているとお肌が老化してきます。
だからキレイでありたいと思う女性は、できる限り気分の悪くなるような人と関わらないほうが良いのです。ストレスが睡眠の邪魔をし、それがお肌の調子を悪くし、しまいには老化させてしまいますからね。
寝始めてからしばらくの急速回復タイム
寝ている間の疲労回復速度は、実は一定ではないんです。最初の1時間半で急速回復し、次の1時間半で少し回復速度が落ち、その次の1時間半でさらに回復速度が落ち・・・
と、1時間半ごとにどんどん回復速度は落ちていきます。(別のお話になりますが、だからこそ長時間寝ればいいというわけではないんです!)
ここで、1つ知っておいていただきたい専門用語があります。それは「サーカディアンリズム」。これは古来から人間が続けてきた、一定の生活リズムのことをいいます。
具体的にいうと、朝7~8時くらいに起きて、朝の日光を浴び、日中お昼を食べ、運動をして、夕食を食べ、暗くなったら眠るといった、一定のリズムです。
そしてこのリズムに合わせることで、人間の活動の調子がよくなることがわかっています。(統計学的に)
ですので、サーカディアンリズムにおける急速回復の時間と、あなたの睡眠による急速回復の時間を合わせることで、より急激な回復を見込めるわけです。
サーカディアンリズムにおける、急速回復の時間は、だいたいPM10時~AM2時くらいです。美容系の雑誌を読んでいて、「この時間はゴールデンタイムだ!」なんて書いてあるのを見たことはありませんか?
その時間に眠ることでお肌の回復速度が上がるので、よりキメ細かい綺麗な肌を維持しやすくなります。よかったら、ゴールデンタイムを意識して眠るい時間を決めてみてください。
最低でも6時間の睡眠が必要
細胞が十分に分列して新しくなるには、最低でも6時間かかります。
ですので出来る限りお肌をキレイにしたいのであれば、
最低でも6時間の睡眠を取るようにしましょう。
ただし、ある日4時間しか寝れなかったからって、
次の日に6+2=8時間寝たってダメですからね。
今日はこのくらい細胞分裂して、次の日は多めに細胞分裂を…。
なんて都合の良いことはできないのです!
ちなみに眠りにつきたい1時間くらい前に電気を消しておくと、
暗闇に反応してメラトニンという睡眠物資が分泌されますから、
眠りたい時間に眠りやすくなりますよ。
睡眠不足での様々な弊害
睡眠不足によっておこるお肌への害は、ターンオーバーが乱れるだけではありません。血行が悪くなって、クマができたり、同じ原因で顔がむくんでしまうこともあります。
また活性酸素がたまりやすくなりますから、肌が老化しやすくなりますし、悪いことだらけです。キレイで、美しく、可愛くありたいと思うのであれば、化粧品や服だけでなく、快眠にも気を配ってみてください。
その辺の化粧品より、睡眠の改善によって数倍お肌をキレイに維持できるはずです。
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