酢酸リナリルが入っているアロマオイルはこれがオススメ!
酢酸リナリルには「鎮静作用」と呼ばれる効果があり、活発になった交感神経をリラックスさせてくれます。
寝るときに、イライラしたり、悲しかったり、辛かったりしたりして眠れないことはありませんか?そんなときに酢酸リナリルがあなたの心を静めて、心地よい眠りへと導いてくれるのです。
アロマをはじめる人の多くはリラックス効果を求めているので、アロマオイルの選び方として「酢酸リナリル」が入っているか?がオイルを選ぶ際のひとつの指標となるでしょう。
[titled_box color=”white” title=”リラックスで有名なアロマオイルには酢酸リナリルが。”]リラックス系のアロマオイルではクラリセージやラベンダーが有名ですが、このリラックス効果の秘密は酢酸リナリルにあります。ですからたとえラベンダーの匂いがするアロマだとしても、それが100円ショップで手に入れた酢酸リナリルが入っていない偽物だったとしたら、リラックス効果は得られないのです。[/titled_box]
クラリセージ
クラリセージ(Clary sage)の語源はラテン語の「クラルス」。「明るい」や「綺麗な」などの意味があります。
数あるアロマオイルの中でも酢酸リナリルの含有量が一番多いのが特徴で、その含有割合は50~80%です。成分の半分以上が酢酸リナリルなので、とにかくリラックス効果を重視したいという方は、迷わずこちらを選ぶのが良いでしょう。
睡眠のためのリラックス効果を求めている方も、嫌いな匂いと感じない限りはこちらのオイルが一番効果的です。
イライラ感や不安感で頭がいっぱいで眠れないときはもちろん、パニックに陥ったときにでも、強力な鎮静作用を持つクラリセージが、あなたを落ち着けてくれます。
匂いはやや甘めのフルーツ系で、嫌いだと感じる方はあまりいないでしょう。無難な匂いです。ラベンダーの香りと相性がよく、より良いリラックスと快眠効果が得られるかもしれません。
「スクラレオール」という成分がたくさん含まれており、こちらが女性ホルモンであるエストロゲンと似たような働きをします。月経不順などによる不快感を軽減するばかりか、生理不順、更年期障害、月経の不快感にも良いです。
お風呂にオイルを垂らして、優雅にアロマバスを楽しんではいかがでしょう?
ただし、クラリセージは鎮静作用が特に強いアロマオイルですので、運転など集中力を乱すと危険な行為をする前は、使わないようにしましょう。運転中ももちろんダメです。
またアルコールが入った状態でクラリセージを使用すると、酔いが増して悪酔いしやすくなります。気分を悪くしないよう注意してください。
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プチグレン
クラリセージの次に酢酸リナリルが多いのがこちら。イライラや落ち込みによる交感神経の異常をおさえ、眠りにつきやすい環境を整えます。
また逆に自分の気持ちを抑え込みすぎたせいで、いろいろなことが嫌になってしまったときや混乱しているときに、プチグレンを使うと気持ちを開放させてくれます。
匂いは柑橘系ですが、控えめな甘酸っぱさが特徴です。酸っぱい匂いのせいで寝れないほどではありません。ベルガモットと相性がいいので、組み合わせて使うのも良いでしょう。
ラベンダーほどではないですが、さまざまな効果が期待できます。
- 鎮静作用
- 快眠作用
- 免疫の強化
- 炎症対策
- 殺菌作用
- 皮脂の分泌のバランスを整える。
- 抗鬱作用
など、心だけでなく健康や美容にも効果があります。
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ラベンダー
ラベンダーの名前は、ラテン語「lavare」の「洗う」という意味の言葉から由来しています。
まさにアロマの定番。ラベンダーは成分の30~50%が酢酸リナリルなので、鎮静効果が期待できます。そのため睡眠前のリラックスとして素晴らしい効果を発揮します。またアロマ初心者の方でもなんとなく香りが想像できるので、多くの方が一度は試したことがあります。
フローラル系のなじみやすい香りで、脳や脊髄の活動を整えたり、鬱対策、鎮静鎮痛、抗ウイルス、抗痙攣、健康の促進や美肌など、そして殺菌や血圧降下など幅広い効果が期待できます。
女性なら、皮脂のバランスを整えたり、殺菌、ニキビ、虫刺され、日焼けなどの 炎症を改善してくれる効果が嬉しいでしょう。この万能性から「万能の精油」なんて呼ばれることもあります。
そしておまけに低刺激なので、肌に直接つけてもトラブルが起きにくいのが特徴で、まだ肌の弱いお子様がいる家庭ではラベンダーが一番でしょう。ここまで低刺激なアロマオイルは、レベンダーとティートゥリーくらいです。
お風呂に入れてアロマバスを楽しむのも良いですし、マッサージに使ったりして香りを楽しむのも良いでしょう。
低刺激なため、いろいろなことに使えるのもラベンダーの良いところです。
[titled_box color=”white” title=”火傷にラベンダーを使っていた時代”]フランスの科学者ルネが実験でやけどを負ったときに、ラベンダーの精油を塗ったら火傷が早く治ったということで、火傷にはラベンダーと言われるようになりました。また古代ローマでは、傷を治すためにお風呂にラベンダーを入れていたとのことです。[/titled_box] [amazonjs asin=”B000FQR25K” locale=”JP” title=”GAIA エッセンシャルオイル ラベンダー・トゥルー 5ml”]
ベルガモット
柑橘系ですが、酸っぱいとまではいかない甘味ある匂いです。ベルガモットはアールグレイの香り付けにも使われますから、嗅いだことがあると感じる方も多いでしょう。万人に好かれる香りを言われています。他のアロマとの相性がいいので、いろいろと試してみるのも良いです。
酢酸リナリルの効果でストレスを抑えるだけでなく匂いも元気が出るようなにおいなので、リラックス作用が強く落ち込んだときなどに使ってみてください。
消化の促進、殺菌、ストレスによるお肌トラブルの対策におススメで、抗菌、消毒作用、皮脂の分泌量の調整などに有効です。
ただし、ベルガプテンという成分が含まれており、これが光毒性があるので要注意。日光に当てると毒性が出やすいので、直射日光に当てないようにしましょう。化粧品と同じような感覚で扱っておけば大丈夫です。
またアロマの中では特に刺激が強いほうですから、くれぐれも肌につけないようにしましょう。また肌についた場合は3時間は毒性を考えて日光に当たらないようにしてください。
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酢酸リナリルを要確認!
以上の4つが酢酸リナリルを多く含むアロマオイルです。
- クラリセージ
- プチグレン
- ラベンダー
- ベルガモット
この他にもリラックス作用があるといわれるアロマオイルはあります。「ローズウッド」「カモミール」などがその代表です。ただ酢酸リナリルがないと、やはり鎮静効果は薄いです。
リラックス効果を求めている場合は、酢酸リナリルの多い4つのアロマオイル中から選ぶのが良いでしょう。
[titled_box color=”white” title=”酢酸リナリルの期限”]酢酸リナリルは空気酸化や加水分解により自然に変化します。そのため酢酸リナリル入りのアロマオイルは、製造後1年間が賞味期限と考えてください。[/titled_box]この記事をSNSでシェア