心を落ち着け眠りにつきやすくする呼吸法
ここ数年で、ヨガやピラティスといった、元々はインドで修行に使われていたものが、日本にストレッチとして広まってきました。
その中に、快眠に役立つ呼吸法があったのでご紹介いたします。
とはいっても皆さん一度はした事がある呼吸法かもしれませんが、
快眠に役立つとわかっていてやるのと、わかっていないのとでは大きな違いとなります。
複式呼吸で心がおちつく
ヨガやピラティスで基本とされている呼吸法。
それは腹式呼吸です。
私の通っているジム(スタジオレッスンしか受けてませんが)で先生は、
いつもこうおっしゃっています。
「身体の嫌なものを吐いて、良い空気を吸います。」
「汚い気持ちを吐き出して、夢や希望を吸います。」
「複式呼吸をすることで心を落ち着けることができます。」
私は生徒なので言われるがままにやってみるのですが…、
確かに、心がおちつきます。
部屋を暗くして、仰向けになって、キレイで落ち着く音楽を流したりして、
腹式呼吸をします。
すると、頭のなかでゴチャゴチャになっていたことがスッと生理されて、
心の底から落ち着くことができるのです。
複式呼吸でこころが落ち着くということは、
この間お会いしたメンタルヘルスコンサルタントの方もおっしゃっていました。
腹式呼吸ってどうやるの?
一応複式呼吸の方法にご説明しておきます。
普段、私達は胸で呼吸しています。息をすると肺に空気が入り、息を吐くときには肺から息が出されます。
この呼吸法は胸呼吸と呼ばれたり、浅い呼吸と呼ばれたりします。
対して今回試してみてほしい腹式呼吸は、お腹に息を入れて、お腹かから空気を吐く、深い呼吸です。
腹式呼吸をするときには、お腹を膨らまして、
普段よりも多くの空気を吸うようにしてください。
すると胸に入りきらない空気が、自然とお腹にあつまるはずです。
(無理はなさらないように、痛みなどを感じるようならやめてください。)
なぜ腹式呼吸で心が落ち着くの?
私たちはここ数十年間、ストレス社会という言葉が生まれてしまうほどの、過酷な環境で生活しています。
まさに、常時ストレスを感じるような、忙しい毎日です。
一歩間違えればサービス残業だらけ。ほんとうに大変な世の中になったものです。
そして、人はストレスを感じると”交感神経”を刺激されます。
すると人間の呼吸は早く、浅くなってしまうのです。
イメージしやすいのは、緊張したとき。緊張したときに息が苦しいような感覚になったことはありませんか?
これは交感神経が極限まで刺激されたために起こった症状です。
そういうわけで、今の人たちは浅い呼吸ばかりをしているせいで、
体中に新鮮な空気(酸素など)が行き渡りにくいのです。
なので腹式呼吸のような深い呼吸をすると、
身体に十分な空気が行き渡り、快適な感じを得られるのです。
腹式呼吸によるリラックスで、快眠度がアップ!
腹式呼吸によってリラックスすれば、よりいっそうあなたの眠りを妨げる興奮がなくなり、質の良い快適な眠りにつきやすくなります。
眠る前に、ぜひとも心や身体がキレイになるのを感じながら、
こころを落ち着けて腹式呼吸してみてください。
それにより、あなたの快眠が一段階進化するはずです。
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