快眠は免疫力アップにも効果的って知ってた?
「よく眠ると病気にかかりにくくなるんだ!」
と言われても、あなたはあまり驚かないかもしれません。
睡眠は良いものなのだろうと、なんとなく良いイメージを持っているからだと思います。
でも、なんとなくの良いイメージしかもっていないだけに、
病気にかからないようにするために快眠を意識する人って、案外いないんですよね。
なので、ここに来たあなたには、今から「よく眠れば病気にかかりにくい!」という意識を持って、快眠を追い求めていただきたいと思います。
快眠が免疫力アップにつながるワケ
実は快眠が免疫力アップにつながることは、いろいろな実験や、科学的な根拠に基づいて証明されているのです!
よく眠っていないと、脳のうちの自律神経を制御する「間脳」というところがちゃんと働かなくなります。
すると、自律神経が働かなくなるわけですから、自律神経によってうごいている、免疫機能や体温調節機能といった各種の免疫システムが、動かなくなってしまうのです。
するとウイルスに対して為す術を失った人間は、強力なウイルスに対抗できるわけもなく、それどころか普段は免疫機能でやっつけているウイルスにまでも犯され、病気になってしまうのです。
ちなみに、このことを調べるのに、興味深い動物実験がされています。行われたのはこのような実験です。
- ねずみに刺激を与え続けて、寝られないようにする。
- そのまま体温や健康状態を観察する。
すると驚いたことに、8時間くらいでだんだんと体温が下がってきて、
24時間くらいで、普段から自分の身体にいる細菌に感染して、死んでしまったというのです。
普段は免疫機能が働いているから大丈夫でも、免疫機能が下がっていると日常的に触れているウイルスにすらやられてしまうんですね。
睡眠がどれだけ免疫システムに良い影響を与えているのかがわかる実験でした。マウス君はかわいそうですけども・・・。
また同じような実験がもうひとつあります。それは次のような実験です。
- 2匹のうさぎをウイルスの感染症にする。
- 1匹は眠らせ、もう1匹は眠らせない。
すると、もう結果はおわかりかもしれませんが、きちんと眠ったうさぎは症状を回復し、眠らないウサギは数日で死んでしまいました。
どうやら眠ったウサギの血液には、ウイルスと戦うT細胞やキラーT細胞といった免疫細胞が多く含まれていましたが、眠らなかったウサギには、それが少なかったようです。
このように動物の種が変わっても睡眠は重要なのです。人間でもその点はかわらないでしょう。あなたも、睡眠をさぼっていたら病気になってしまった経験が、何度かあるのではないでしょうか。
同様に、睡眠をさぼっていると、ケガが長引いたり、口内炎ができたり、ニキビができたり・・・たくさんの害が起こります。そして眠っていないわけですから、それらが治りにくいわけです。
さらにここ10年で最近花粉症患者が増えているのも、患者数と労働時間のグラフの動き方からして、長時間労働のストレス社会で眠れないのが原因と専門家に考えられています。
これらの症状が出ると、多くの人は「症状だけをなんとかしようとする」ことが非常に多いです。薬でニキビを治そうとしたり、薬で花粉症を治そうとしたり。
でも実際は、睡眠に問題があるだけだっていうケース、けっこう多いんですよね。睡眠を見直すだけでよくなるのに、いろいろなところで的外れなお金の使い方をしてしまうなんて、勿体ないお話です。
せっかくこのサイトに来たんですし、まずは睡眠を見直して、状況の改善を試みてみてください!睡眠は、あなたにとって一番の抗生物質です!
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