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毎日グッスリ!深く眠るための枕の選び方

快眠の知識事項 快眠グッズ この記事は約 8 分で読めます。

寝ているときに、なんとなく首がリラックスできない感じがして枕を二つ折りにしたり、枕の下に両手を置いたりしたことはありませんか?

そういった経験がある方は、もしかしたらご自分の身体に枕が合っていないかもしれません。合わない枕を使っていると身体に負担がかかって気持ちよく眠れませんし、脳と身体が効率よく回復できなくなります。

 

一方で、一度適した枕を選んでしまえば、毎日毎日、来る日も来る日も快適な眠りを得ることができます。

私たちは1日のうち「3分の1~4分の1」くらいの間眠っています。ですから睡眠環境が私たちに与える影響は、とてつもなく大きなものなのです。

この記事では、睡眠の質を上げるための枕の選び方をご紹介します。

枕選びが必要な理由

「枕なんてクッションみたいなもんだろ?なくても何とかなる」と仰る方もいましたが、枕は快適な眠りには絶対に必要な睡眠グッズです。

枕の役割は、S字型にくねくね曲がっている背骨を支えることです。

(出典:布団の川野辺

人間の身体は、自然な状態だと壁と首の間に隙ができます。この体勢がもっともリラックスできる状態なのですが、このまま眠ったら頭が床についてしまいますね。

ここで枕が活躍します。枕が首と壁の隙間を埋めて、首の骨によけいな負担が掛らないようにしてくれるのです。

合わない枕を使い続けていると睡眠の質が下がりぐっすりと眠れないどころか、肩こりや腰痛になったり、骨格が曲がって猫背になってしまうことも

 

「良い枕」を選ぶときに満たすべき4つのポイント

人は立ったときの体勢でいるときがもっとも身体に負担をかけず、リラックスすることができます。ちなみに上の画像の通り、5度首が傾く状態が理想的です。

しかし、人の体格によって枕の適した「高さ」「形」「素材」などは全く違ってきます。どんなにレビューの評価が良いとしても、それがあなたにも合うとは限りません。

ですから実際に使ってみて、ご自分に合っているかを確認してから購入する。あるいはあなたの体格の情報を相手に伝えて、適した枕を選んでもらって購入するようにすると失敗しなくて済むでしょう。

[titled_box color=”white” title=”うつ伏せで寝ると身体への負担大!”]身体への負担が少ない体勢は「立った体勢と同じ状態」で、それから離れるほど負担が大きくなります。ですから身体を大きく反るうつ伏せは、長時間維持すると身体に大きな負担がかかります。[/titled_box]

1.枕の高さ

枕の高さはその人の体格によって大きく変化する、重要な項目のひとつです。枕が高すぎたり低すぎたりすると身体に負担がかかるので、適した高さを選ぶことが重要です。

人は立っているときと同じ体勢のときにリラックスできるため、そのような高さの枕を選びましょう

(出典:布団の川野辺

低すぎる枕を使っていると肩が常時つぶれた状態になるので、肩こりになったり、炎症になったりします。逆に高すぎる枕を使っていると、首や肩に力が入るせいで肩こりになりますし、首にしわができ続けるため、二重あごなどにつながることもあります。。

  • 高すぎる枕…肩こり、二重あご(首の肉のたるみ)、ほうれい線
  • 低すぎる枕…肩こり、顔のむくみ

 

一般的に男性はガタイが良く肩幅もあるため、高めの枕が適しています。

ただ、ちょうどいい枕の高さを知るのは難しいものです。寝転がって試したときには適した気がしたけど、一晩寝てから適していないとわかることもあります。

だからできれば、高価な枕を買うときは高さの調節ができる枕や、1か月くらい高さ調節無料の枕を買うのが良いです。

 

[titled_box color=”white” title=”マットレスの柔らかさによっても必要な枕の高さが変わる!”]柔らかいマットレスで寝ていると身体全体が沈むので、店舗で試したときよりも枕が高く感じます。マットレスの柔らかさも考慮して枕を選べたのならば、より確実に適した枕を選べるでしょう。[/titled_box]

もし枕が高すぎたときは、枕の周りにタオルを巻いて、高さを増してみましょう。

 

2.自分に合った素材を選ぶ

枕には、綿、ビーズ、そばがら、低反発ウレタンなど、多種多様な素材が使われたものがあります。枕を購入するときには、基本的にそのなかの一つを選択することとなります。

素材を選ぶ際に検討するべき点は、次の通りです。

  • 感触
  • 硬さ
  • 臭い
  • 寿命

 

こだわって枕を買ったことがあるにしろないにしろ、今までに何かしらの素材にお世話になったことがあるはずです。一般的に、長年使っていた素材の枕を使うのを心地よく感じる傾向があります

睡眠には精神面がとてもつよく影響します。リラックスできているときほど寝つきがよく、また睡眠の質も上がりますから、使い慣れた素材に近い物を使うのが良いでしょう。

<★各素材の特徴:Comming Soon★>

 

3.枕の形を考える

枕の形というとただの長方形を思い浮かべるかもしれませんが、さまざまな形の枕が存在しています。

人は一晩で約30回ほどの寝返りを打つため、寝返りが打てるだけの枕の幅が必要です。また最近は、寝返りを取ることを見越して枕の端っこが高くなっている枕もあります。

[titled_box color=”white” title=”]寝方によって必要な枕の高さが変わる!”仰向けで寝ているときと横向きで寝ているときとで、必要な枕の高さが変わってきます。横向きの場合は広い肩があるため、一般に高い枕が必要になります。[/titled_box]

 

低反発枕によくある形

手前が高く、奥が低くなっています。これに加え、枕の端(左右)が高くなっているタイプもあります。

 

一般的な枕の形

(ごく普通の長四角タイプ)こちらは綿素材の枕です。

 

端っこが高くなっているタイプ

画像だとわかりにくいですが、頭をのせると両端(左右)が高くなっているのがわかります。

 

素材袋の大きさが中心と左右とで異なります。

4.衛生面が問題なし

枕は毎日長時間使うため、抜けた髪の毛やフケなどの害虫の大好物で詰まっています。ですから衛生面をきちんと考えることが大事です。もしダニだらけの枕を使いでもしたら、顔中虫刺されだらけ、また肌に卵を植えつけられる恐れもあります

そのようなことにならないよう、通気性が問題なく、カバーを洗えるタイプを選ぶようにしましょう。

 

枕として売られているものなら、通気性は特に考えなくていいでしょう(クッションを枕代わりとして使う場合は要注意)。また枕カバーは週に1回は洗うのが理想的です。汗をかきやすい上に虫が沸きやすい夏場は、さらに多めに洗っておくのが安全です。

特にアレルギー体質の方は、頻繁にカバーを洗ったりダニ対策をしておくことで、症状が出ないように気を付けてください。

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枕の合わせ方

自分に合った枕を選ぼうとしても、使い方が間違っていたら意味がありません。

(出典:ねむねむハウス

まくらに肩をのせて寝る方もいますが、それはかえって体に負担がかかります。
簡単に言うと、うしろからずっと押されて寝ているようなものなので、肩がこります。

首のS字に負担をかけないことが枕を使う目的なので、肩ごと乗せてしまったら意味がありません。

そのように枕を当てて立った時と同じ体勢を取れたのであれば、それがあなたに適した高さの枕です

 

(出典:LOFTY

ちなみに、かなりこだわっていて「首が5度傾くのが理想的な枕の高さだ」としている枕メーカーもあります。

 

低反発枕って良いの?

低反発枕の良しあしは一言でいうと「物によります」。もっと正確に言うと「低反発ウレタンの品質」によります。ですが、一般的に頭を支えきれないので、首が疲れるという意見が多いです。

私は依然このサイトで2000円くらいの低反発枕のレビューをしましたが、とても人に勧められる品じゃありませんでした。頭が沈み過ぎて、枕なしで寝ているのと変わりません。また、夏場には蒸れやすいのも問題です。
>>ottostyle.jp RI・RA・KU 低反発枕を購入したのでレビューします。

適度に沈んでちょうどいい高さになったのなら良いかもしれませんが、沈み過ぎたのなら大失敗です。物珍しさに惹かれるかもしれませんが、無難に普通の枕を選んだ方がいいのではないでしょうか。

 

まとめ:一番大事なのは、実際に使てみること!

さて、枕を選ぶ際に注目すべきポイントは次の通りでした。

  1. 枕の高さ:立ったときと同じ体勢になれる枕が良い。
  2. 自分に合った素材を選ぶ:違和感のない素材を
  3. 枕の形を考える:寝がえりだけの幅が必要
  4. 衛生面が問題ない

枕は体格によって必要な性質が全然違ってきます。ですから、実際に使ってみるまで自分に合っているのかどうかがよくわかりません。

自分に合った枕を使って眠れるかどうかで、毎日の睡眠の質が大分変わってきますので、あなたに合った枕をじっくりと探してみてください。

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