よく眠る人ほど頭が良いって本当?
よく、「良く寝る人は頭が良いんだ!」「夜更かししてると頭がよくならないよ。」なんて言葉を耳にしませんか?
これって親が子を寝かせるための言い訳のようにも聞こえますが…、驚いたことにね、
実際に頭がよくなります。
なにも、「よく眠れば脳がよく休まるから、頭がよく働くんだよー。」なんて当たり前のことを言いたいわけではありません。きっちりとした研究の成果で、「よく眠るほど、頭がよくなる」ことがわかっています。
ドイツのリユーベック大学のborn博士の研究チームが、次のような研究をしました。
被験者達にひらめきが必要となるパズルを解かせて、パズルを解けなかった人を3グループに分ける。そして各グループに、それぞれ次のような睡眠をとってもらう。
- A:8時間の睡眠をとってもらう
- B:そのまま夜間に8時間起きていてもらう。
- C:そのまま日中に8時間起きていてもらう。
そして、各グループの人たちに再び同じパズルを解いてもらうと・・・、
なんと、Aグループの人たちは、他のグループの人たちに比べると、3倍くらいの割合でパズルを解くことができたのです!
どうして睡眠で頭が良くなるの?
この結果から、こんなことがわかりました。
「人間は良く眠ると、頭の中の情報が整理され、他の情報と絡みつく」
その作用があったからこそ、パズルの解を導き出す、新しい方法が思いついたわけなのです。つまるところ、快眠であればあるほど、睡眠時間が十分であればあるほど、その脳の動きは活発になるということです。
難しい大学の入試問題は、ひらめきが必要不可欠です。暗記だけじゃどうにもなりません。つまり、あたまの中の情報を整理し、過去の情報と絡めておくことが必要です。
そのうごきを脳にさせるには、眠るしかありません。そこで快眠が役立ってくるわけです。
だからね・・・徹夜で勉強するようなのは、試験直前で暗記しないとヤバいとき以外はしないほうが良いんですよ。せっかく勉強しても、他の知識と絡まないせいで、すぐ忘れてしまうことになりますから。
それに知識が整理されないから、せっかく勉強したことを生活の中で生かせなくなってしまいます。
わざわざ勉強したのに、勉強したことが人生レベルで見ればさほど重要でもない試験にしか生きないだなんて、もったいないと思いませんか??
しっかり快眠して知識を整理しておけば、試験がうまくいくばかりか、会社でも活躍できるアイディアマンになれるかもしれないというのに。
さて、繰り返しになりますが結論をお伝えしておきます。
「良く眠ると、人は頭がよくなります。」
会社で出世したい人、成績を上げたい人、良い曲や作品をひらめきたい人や読んだ本の内容を生活で使えるようにしたい人は、くれぐれもしっかり眠るようにしてくださいね!
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