意外と知らないレム睡眠とノンレム睡眠の違い
テレビの健康番組で、よく睡眠について取り上げられることがありますよね。そのときに、「レム睡眠が!」「ノンレム睡眠が!」といった言葉を、いろいろと聞くことがありますよね。
とはいっても、中途半端なブツ切りの説明ばかりで、レム睡眠とノンレム睡眠のことがわからず仕舞いになってしまうんですよね;;
それが気持ち悪かったので、私自身でレム睡眠とノンレム睡眠の違いについてまとめました。快眠・睡眠の知識の整理に使っていただけたらと思います!
レム睡眠とは
レム睡眠は、簡単にいうと「身体の睡眠」です。レムとは、REM=「Rapid Eye Movement」(素早い目の動き)のこと。
身体は眠っていても脳は起きているので、脳とリンクしてる眼球が高速に運動するわけです。
ちなみに、夢を見るのはレム睡眠のときなんですよ。脳がおきているからこそ、そこで新しい知識と古い知識が繋ぎ合わされ、そのために良くわからない映像をみることができるのです。
中学校時代の同級生がジェットコースターで空を飛んでいたり、なぜがドブの中で猫とガンアクションをしていたり・・・よくわからない映像を楽しめます。
それはさておき、「新しい知識と古い知識が繋ぎ合わされ・・・」と書きましたが、これこそがレム睡眠の素晴らしいところだと思います。
この動きのあいだに、脳神経にたくさんのネットワークが形成されることがわかっています。このネットワークがきちんとつくられ残っているおかげで、私たちは昔のことを長い間覚えておくことができるのです。
(逆に脳を怪我したりして神経のネットワークが破壊されると、記憶障害になることがあります。)
ノンレム睡眠とは
ノンレム睡眠はいわば「脳の眠り」。NonREM=「Non Rapid Eye Movement」(素早い目の動きがない)。先にレム睡眠を説明したので、脳がちゃんと働かないダメな時間のように思ってしまうかもしれません。
が、ここでしっかり脳が力を蓄えるからこそ、脳が日中やレム中にきちんと働くことができるのです。あくまでも「必要な充電時間」と考えてください。
レムに起きるとスムーズに起きられる
この通り、レム睡眠とノンレム睡眠には機能の違いがあります。
時間割り当てとしては、睡眠時間90分につき、レム睡眠が20分、ノンレム睡眠が70分。
充電時間であるノンレム睡眠のほうが長くなっています。さすがは脳というスーパーコンピュータ。十分な充電を必要とするようです。
ところでよく「睡眠は1時間30分おきにするのが良い」と言われることがあると思います。が、それはレムとノンレムのバランスをよくしたほうが良いだろうという考えによるものですので、必ずしもいいというわけでもありません。
まず、脳をきちんと休ませるためにも、1時間30分×3回は寝たほうがいいです。特に最初の1時間30分は、成長ホルモンなどの健康や成長、美肌に役立つホルモンが大量に分泌されるため、ここの質はあげておくべきです。
くれぐれも電気をつけながら寝たり、音楽を鳴らしながら寝たり、睡眠の質を下げるようなことはしないようにしてくださいね!
そして起きる時間は、脳がおきているレム睡眠のときに起きると、スムーズに目覚めることができます。が、ここはそのときによってレムとノンレムの割合が異なったりもするので、狙っておきるのは難しいです。
もしだるいときは「脳が眠ってるノンレムのときに目覚めてしまったようだな。」と考え、シャキッと心を入れ替え元気にいきましょう!
以上がレム睡眠とノンレム睡眠の違いです。役割は違いますが、どちらも重要であることに間違いありません。この2つの違いを知っていると、快眠法を調べるときにかなり役立つと思うので、よかったら覚えておいてください!
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