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寝る前に甘いものを食べると寝不足になるから注意して!

快眠の知識事項 この記事は約 5 分で読めます。

会社の帰り道でコンビニ立ち寄って甘い物買って帰る方は多いと思います。私もブラック企業にいたころは、毎日大変すぎてやっていられなくて、コンビニでおいしいケーキやプリンを買って帰っていました。

夜中の甘いものは心の支えになりますよね。ストレスが吹っ飛ぶとまではいきませんが、明日も頑張れるような気がしてきます。

しかし、甘い食べ物は眠りを妨げるので注意したほうが良いでしょう。ストレスを感じているからこそ甘いものが必要なのだと思いまうが、ストレスを感じているからこそ、深く質の良い眠りが必要です。

では、どうして寝る前の甘いものが寝不足の原因になるのでしょうか?

甘い食べ物が睡眠不足をもたらす理由

1.甘いものを食べると血糖値が上がる。

甘い物を食べると、すぐに血糖値が上がります。

市販のデザートや清涼飲料水には多くの砂糖が含まれているから、1つ食べると血糖値が急激に上昇してしまうのです。

血糖値の急激な変化は身体の負担になるので、身体的なストレスで眠りが妨げられます。

★清涼飲料水の砂糖使用料

  • コーラ(500ml)   :角砂糖16個分(55g)
  • スタバのフレーバーラテ:28g
  • カルピス(500ml)  :60g
  • ショートケーキ    :約30g
  • ぷっちんプリン    :約16g
  • 飴1つ        :約4g
  • マ●クシャイクM   :100g

 

ただ、問題はそれだけではありません。

 

2.インスリンが分泌される

血糖値が高いままだと糖尿病やその他の生活習慣病の原因となりとても危険です。ですから血糖値を下げるためにすい臓からインスリンが分泌されます。

しかし、臓器が働いてると体温が下がりにくくなります。人の睡眠は体温が低い時ほど深く質の良い睡眠になりますから、体温が上がると寝不足や起きたときの疲労感の原因となります。

 

3.ノルアドレナリンが分泌される

血糖値を下げるためにインスリンが分泌されますが、このままにしておくと血糖値が下がりすぎてしまいます。血糖値がしすぎると朝起きれないばかりか、めまいや動悸がして、死に至ることもあるから大変。

そんな状態にならなように、今度はノルアドレナリンが分泌されるのですが、これが一番の眠りの敵です。

 

ノルアドレナリンとは、脳を活性化させる物質です。仕事や勉強に集中しているとき、頭がフル回転してそれ以外見えなくなった経験はありませんか?時間を忘れて仕事や勉強に集中している状態です。

このときと同じホルモンが分泌されるわけですから、もはや睡眠どころではなくなります。

頭が冴えて、眠気を全く感じなくなってしまうのです。もし甘いものを食べたあとに頭が冴えて眠れないのだとしたら、ノルアドレナリンが原因かもしれません。

 

夜中の甘いものが習慣化すると大変なことに

私たちの行動と同じで、ホルモンの分泌や頭の覚醒も繰り返していくうちの習慣化されます。

ですから上でご紹介した、「甘いものを食べる⇒インスリン分泌⇒ノルアドレナリン分泌」の流れを同じ時間に繰り返していると習慣化されて、甘いものをたべなくともインスリンやノルアドレナリンが分泌されるようになります

 

また、寝る前の甘いもの習慣によってインスリンの分泌が狂ってしまう場合もあります。インスリンが過剰に分泌されて、そのためにノルアドレナリンも過剰に分泌されます。

もしかしたら朝の5時くらいまで眠れなくなってしまうかもしれません。そうなると仕事中眠くてつらいですし、その日の夜も寝れなかったとしたら…。

疲労回復ができない日々が続き、仕事が続けられなくなる方は実際にたくさんいらっしゃいます。

 

「カフェインは怖いからコーヒーは我慢するけど、甘いものだけは食べておこう」と考えていたかもしれませんが、甘いものだけで睡眠不足の原因だったわけです。寝る前の甘いものは控えたほうが良いでしょう。

 

甘いものじゃなくても睡眠不足の原因に

ここまで「寝る前の甘い食べ物は眠りの妨げになる」ということを何度もお伝えしてきましたが、そもそも寝る前の食事自体が眠りの妨げになります。

寝る前に食事すると、消化するために睡眠中に臓器が働くことになります。しかし、臓器の活動は体温を上げて、睡眠の質を下げてしまいます。(体温が低いほど睡眠の質が上がります。)

食事は寝る2時間前くらいまでには済ませておいて、何も食べないようにしたほうが眠りにとっては良いのです。

 

睡眠不足のときほど甘いものが欲しくなる

寝る前に甘いものを食べると睡眠不足になるわけですが、睡眠不足のときほど甘いものが欲しくなるものです。

睡眠不足になると中枢神経が狂いますから、食欲を増す「グレリン」というホルモンの分泌が過剰になり、食欲を抑える「フプチン」というホルモンの分泌が減ります。

すると異常なほどの食欲が出て、上限なく食べてしまいます。寝る前にこんな状態で甘いものを食べたのなら…結果は目に見えますね。

 

こんな連鎖になりがちなので、睡眠不足中の食事には特に注意するようにしましょう。

  1. 寝る前に甘い物を食べる
  2. 睡眠不足に
  3. 甘いものをさらに食べる
  4. さらに睡眠が不足
  5. さらに甘いものを…

寝る前の甘い食べ物は、睡眠の質が落ちるばかりか、肥満の原因にもなります。健康状態を著しく悪くするので、くれぐれも気を付けてください。

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